※これは辞書を提供される方への情報です。
File - 辞書設定 で使用・作成される辞書設定ファイル(PDIファイル）です。
辞書設定ファイル（拡張子pdi)は、実際は単なるzip形式の圧縮ファイルです。拡張子をzipに変更すればエクスプローラーで中身を見ることができます。
名称（ファイル名など） 概要 辞書設定INIファイル
pdsetup.ini辞書設定を行うすべての情報が入っています。 ReadMeファイル
(オプション)辞書の説明を記述したファイルです。ユーザーが辞書をインストールする際に閲覧することが出来ます。 辞書ファイル 辞書ファイルそのものです。 追加モジュール
(オプション)Web辞書検索、言語プロセッサなどで使用する追加モジュールファイルを指定します。(必要な場合のみ)
辞書設定ファイルの中にはpdsetup.iniというファイルがあります。このファイルを編集することにより独自の機能を追加することも可能です。ただし、手作業でpdiファイルを編集し、zipで再圧縮する必要があります。記載内容
[Setup]
GroupName=デフォルトの辞書グループ名（辞書インストール時にユーザーが変更可能です）
UpgradeKey=後述の辞書のバージョンアップ通知のために使用します
Version=辞書のバージョン。数値で x.xx という形式にしてください。例:2.05
DicUrl=辞書サイトのURL [オプション]
ReadMe=ReadMeファイル名 [オプション] (辞書インストール時にユーザーへ表示します）
UserAddFiles=追加モジュールファイル名 [オプション] 複数ある場合は、タブで区切られます。(パスをつけることはできません。ファイル名のみです）
[Group]
辞書グループ名=辞書ファイル名（複数、スペース区切り）
[Group/辞書グループ名]
ReadOnly=編集禁止のフラグ。二進数でビットが1になっていると編集禁止。bit0は１番目の辞書に該当します。
Inet=ネット共有辞書のフラグ。二進数でビットが1になっているとネット共有辞書。
FLinkPathx=ファイルリンクへのパス (xはゼロから始まる辞書番号)
FontUseUniqx=共通のフォントを利用する場合は0
FontNamex=フォント名
FontHeightx=フォントのサイズ
FontCharSetx=フォントのキャラクタセット
FontBoldx=フォントの太字指定
NormalSizex=入力時にデフォルトのフォントサイズを使用する
※FontUseUniqx などの最後の x は表示項目に対応します。
(なし):共通（属性など）
2:見出語
3:発音記号
5:訳語
6:用例
7:オブジェクト
辞書設定ファイルを使用したインストールについては次の通りです。
・辞書グループ名
・辞書ファイル名（複数）
・辞書の編集禁止状態（それぞれの辞書に対して）
・ネット共有辞書設定（それぞれの辞書に対して）
・各項目のフォント名、フォントサイズ、太字
デフォルトのフォルダは、
デフォルトの辞書フォルダ＋（辞書設定ファイルで指定されている）辞書グループ名
になります。
・ユーザーが変更ができるので、必ずこのフォルダになるわけではありません。
・ユーザーがグループ名を変更できるため、デフォルトのインストールフォルダは必ずこのフォルダになるわけではありません。
・各項目のフォント設定は「辞書グループ固有の設定」としてインストールされます。