関連語検索

WORD欄入力時、インクリメンタルサーチを行いますが、そのときEnterキーまたはウィンドウの右上にある「検索」ボタンを押すと関連語検索を行います。

関連語検索の動作

次の順番で検索結果を表示します。

(1) WORD欄に入力した単語を使い、ポップアップ検索と同等の検索結果
(2) WORD欄に入力した単語で始まる見出語（インクリメンタルサーチと同じ結果）
(3) WORD欄に入力した単語を使って全文検索

また、インクリメンタルサーチを行っている間、バックグラウンドで関連語検索を行います。Searching(background)...と表示されます。（ただし２語以上の単語の場合のみ）
※バックグラウンドでの検索を行ないたくない場合は、Tools - 設定 - 検索設定 で設定を変更できます。
※英辞郎のような巨大辞書ではすべて検索を終わるまでに多少時間がかかります。

この検索の利点

インクリメンタルサーチでヒットしなかったとき、全文検索を行っていた場合が多いと思いますが、従来のPDIC for Win32ではインクリメンタルサーチの気軽さに比べて全文検索の敷居が高くて使いづらい感じがあったと思います。インクリメンタルサーチの結果を見ている間にバックグラウンドでWORD欄に関連する検索を行うことで、知りたい情報を得るまでの時間が短くなるのではないかと思います。

特に熟語を入力したときに威力を発揮します。例えば、
take account
をWORD欄に入力、Enterキーを押すと"take account"で始まる見出語が表示され、続いて"take"と"account"が含まれる見出語が表示されます。（単語単位でのAND検索）

全文検索の詳細

全文検索は次のような仕様となっています。
※英辞郎 on the Webの高度な使い方に準じています。

• AND 検索：「○○○」と「△△△」を両方とも含んだ見出語を検索する
  「○○○ △△△」で検索してください（複数の検索文字列をスペースで区切る）
  例：
  • 「dog cat」と検索 ⇒ 「dog」と「cat」を両方含むもの
• OR 検索：「○○○」と「△△△」のどちらかを含んだ見出語を検索する
  「○○○ | △△△」で検索してください（複数の検索文字列を「|」で区切る。「|」の両側にスペースはあってもなくてもよい）
  例：
  • 「dog | cat」と検索 ⇒ 「dog」と「cat」のどちらかを含むもの
• NOT 検索：「○○○」を含み、「△△△」を含まない見出語を検索する
  「○○○ -△△△」で検索してください（検索条件から除外したい検索文字列の前に「-」をつける）
  例：
  • 「dog -cat」と検索 ⇒ 「dog」を含むが、「cat」を含まないもの
• フレーズ検索：「○○○ △△△」を指定した通りの順番で含んだ見出語を検索する
  「”○○○　△△△”」で検索してください（スペースで区切られた複数の検索文字列を「” ”」で囲む）
  例：
  • 「”dog house”」と検索 ⇒ 「dog house」というフレーズを含むもの（「house dog」はヒットしない）　
  • 「”dog * house”」と検索 ⇒ 「dog」と「house」を含み、「dog」が一番目、「house」が二番目に出現するもの
    ※「*」（アスタリスク = ワイルドカード）を用いると、検索文字列が指定した順に出現するもののみヒットします。
• 優先順位指定検索 ：複数の検索式においては、( ) で囲まれた検索式を優先的に検索する
  複数の検索式を組み合わせる場合に、( )で囲まれた検索式を優先して検索を行います。
  たとえば、「( ○○○ | △△△ ) -□□□」という検索式であれば、「○○○ もしくは △△△ を含む見出語を検索した結果から、 □□□ を含むものを除外する」という検索になります。
  例：
  • 「(dog | cat) -rain」と検索 ⇒ 「dog」または「cat」を含むデータを検索するが、「rain」を含むものを除外する（「dog | cat」の OR 検索を優先）
  • 「dog | (cat -rain)」と検索 ⇒ 「dog」を含むデータ、または「cat」を含むが「rain」を含むものを除外したデータを検索する（「cat -rain」の NOT 検索を優先）
  
  【メモ】
  単純な OR 検索の場合は、( ) を付けても付けなくても検索結果は同じになります。
  例：以下の検索を行なうと、検索結果は全て同じ検索となります。
  • 「(dog | cat) -rain」と検索
  • 「dog | cat -rain」と検索

• 訳語部のAND検索 ：以上は見出し語に対する検索でしたが、それに加えて訳語部のAND検索が可能。
  例：WORD欄で”assign +譲渡” と入力すると、見出し語に「assign」が含まれ、訳語部に「譲渡」が含まれる見出し語のみが表示される。

注意

関連語検索の検索結果は最大約１万語までしか表示されません。それだけ多くの結果が出る場合は検索条件を絞った方が良いため、実用上問題はないと思います。