テキスト形式辞書の直接利用

テキスト形式の辞書を直接利用することが可能です。(Ver.5.7より)

利用目的

• ユーザー辞書を他のアプリ(他のOSも含めて)と共有したいとき （ただし、他のアプリが対応しているテキスト形式のみ）
• ユーザー辞書をテキストエディターなどで直接編集・チェックしたいとき

  ※上記の条件に当てはまらない場合、PDIC形式の辞書を直接共有することもできますので、テキスト形式にする必要はありません。

対応テキスト形式

• CSV形式
• PDIC１行テキスト形式

設定手順

0. テキスト形式の辞書をあらかじめ用意します。

1. メニューより、File - 辞書設定＜詳細＞
2. 右側の「使用辞書一覧」で右クリック、「既存辞書の追加」を選択
3. 「辞書追加の選択」の画面が現れ、「テキスト形式のまま使用する」を選択
以降、画面に従ってください。
あとはPDICの辞書として通常通り利用できます。

※上記３番の画面が出てこない場合は、指定したファイルが対応するテキスト形式ではありません。エディターなどで確認してください。
※テキスト形式の辞書には１語以上登録されている必要があります。
※テキスト形式辞書は辞書の変換で作成することができます。

動作概要

初めてテキスト形式辞書を登録したとき： テキスト形式辞書をPDIC辞書形式に自動的に変換
PDICで単語を登録したとき： PDIC辞書形式にその単語が登録され、自動的にテキスト形式辞書へ変換・上書き

※PDIC辞書形式のファイルは %TEMP%+パスのハッシュ値+辞書ファイル名に保存されます。File - 辞書設定＜詳細＞から「辞書のプロパティ」の「一時辞書ファイル名」で確認できます。

注意！

• 使用しているテキスト形式に対応していない項目は見かけ上登録されているように見えますが、テキスト形式辞書には保存されないので、登録可能な項目については注意してください。
• 単語の登録を行うたびにPDIC辞書形式←→テキスト形式辞書の変換を行うため、大きな辞書の利用には向きません。
• テキスト形式辞書をエディターなどで直接編集し、誤ったデータを入力した場合、PDICが正しく認識できずに欠落する場合があります。そのためにもバックアップは必ず行ってください。→Dropboxなどがお勧め。変更履歴が残ります。パスワードで暗号化されるので機密性の問題もありません。
• PDICで辞書編集を行うとテキスト辞書上の並びが変わる場合があります（見出し語のUnicode順に保存されます）